ドミトリー(相部屋)の宿は
安くて、旅仲間もできて
旅人にとっては
必要不可欠な宿です。
でも、海外に出て
ドミトリーの宿に宿泊するのって
なんだか不安ですよね。
盗難やトラブルに合わないように、
ドミトリーについての知識を
しっかりとつけておきましょう。
・ドミトリーのメリット
・ドミトリーのデメリット
・ドミトリー宿の選び方
・ドミトリー宿の予約方法
・ドミトリー宿泊の防犯対策
ドミトリーのメリット・
デメリットを知ることで
利用する際の心構えができます。
適切な宿選び、防犯対策をすることで
ドミトリー宿を安全に
利用することができます。
僕は初海外一人旅で
オーストラリア一周や南米・アメリカ等
数カ国を270日間旅しました。
実際に100回以上ドミトリーに泊まった経験から、
ドミトリー知識や選び方をまとめています。
ドミトリーとは?
ドミトリーとは
相部屋のことです。
海外ではバックパッカー宿や
バッパー、バックパッカーズと
呼ばれます。
日本で言うと、
ゲストハウスですね。
イメージは2段ベッドが
部屋の中に並べられ、
そこで旅人が共同生活を
しているという宿です。
小さな部屋では
ベッド3台の6人部屋。
大きなところになると
ベッドが10台以上、
20人以上が宿泊できる
宿もあります。
個人用のロッカーが
ついている宿も多いです。
部屋は男女が分かれていたり、
共同の部屋があったりと様々です。
料金は部屋が大きいほど安く、
男女別の部屋だと高くなる
といった傾向があります。
利用している人は
旅人だったり、観光客だったり、
仕事やアルバイトで
長期滞在していたりと様々です。
長期で滞在できるよう、
キッチンが設けられている
宿が多いです。
ドミトリーのメリット
価格が安い
これが多くのバックパッカーが
宿泊する最大の理由でしょう。
基本的に一般的な
個室のホテルと比べて
ドミトリーは格安です。
オーストラリアでは、
15〜30ドル程度で
宿泊できます。
予約が取りやすい
一部屋に泊まれる人数が多いため、
宿全体でも宿泊できる人数が
とても多いです。
大きな街では
宿が見つからないということは
滅多に起こらないでしょう。
ただし綺麗で安い宿は
人気なので、
予約が取れないこともあります。
仲間ができる
これもバックパッカーが
利用する大きな目的の一つでしょう。
同じ部屋内での出会いはもちろん、
宿には交流スペースが
設けられています。
バーであったり、
テレビのあるソファであったり、
プールであったり。
定期的にイベントが
催されることも多いです。
臆さず積極的に
絡みにいきましょう。
と言えたらいいですが
僕はなかなかの人見知りだったので、
一人でポツンとしている人に
喋りかけたりしていましたw
もしも誘われたら
奢ってもらえることもあるので、
積極的に参加してみましょう。
情報収集ができる
バックパッカー宿は
情報の宝庫です。
宿のスタッフさんに
直接聞くのはもちろん、
パンフレットも置いてあります。
中でも宿に泊まっている
旅人の情報を聞くのが
一番の情報収集になります。
良かったところも、悪かったところも
リアルな感想を聞くのが一番です。
場合によっては、
「明日行くけど、一緒にどう?」
といったことに繋がるかも!
キッチンがついている宿が多い
大きな宿にはキッチンや冷蔵庫、
電子レンジなどが
あることも多いです。
これは宿泊するバックパッカーが
貧乏旅をしていることが多いからですね。
キッチンに足を運んでみると、
思わぬ出会いがあることも。
一緒に料理をする仲間ができたら、
食材を割り勘して
節約することもできます。
朝はホットケーキなどが
無料で焼き放題の
ところもありました。
積極的に活用しましょう。
長期滞在も可能
キッチンがある宿は
普通に生活ができます。
安くて自炊ができるので、
数週間、数ヶ月単位で
宿泊しているバックパッカーも
たくさんいます。
賃貸を探さなくても
簡単に生活拠点が得られるのは
便利ですね。
荷物を預けられる
これはバックパッカー宿
だけではありませんが、
ツアーなどに参加する際に
荷物を預けておくことができます。
チェックインの前や、
チェックイン後でも
1日預かっていてもらうことが
できるので非常に助かります。
ドミトリーのデメリット
ドミトリーは安くて
予約も取りやすい分、
デメリットも多くあります。
人によっては気になる
ところもあると思うので、
よく確認しておきましょう。
落ち着かない
・喋り声
・電話
・音楽
・いびき
・足音
・扉を開閉する音
・布団のスレる音
・ベッドを上り下りする音
・カバンを開け閉めする音
あげたらキリがないくらい
落ち着きません。
ただし、そのうち慣れますw
アイマスクや耳栓、
イヤホンなどが
あるといいでしょう。
部屋が汚い
日本人だから綺麗好き
とは言いませんが、
いろんなバッパーに泊まってみて
やっぱり日本人は基本的に
綺麗に部屋を使うなと思います。
比にならないくらい
汚く使う人も世界にはいます。
匂いもします。
しかし、これも慣れますw
日本の常識が通じない
普通にみんなが寝静まっている中で
電話に出る人がいたり、
電気をつけて仲間たちで
喋り出したりする人は
ざらにいます。
そう言う時は、
「寝たいから静かにして欲しい」
としっかりと伝えましょう。
日本での常識は、
海外では通用しません。
何も嫌がらせをしたいわけではなく、
単純にそういう文化の違いです。
日本人は人に気を使うことに
長けているというだけです。
自分の意思を伝えたら、
きちんと応えてくれます。
声に出して気づいてもらいましょう。
盗難の危険性がある
こればっかりは相部屋なので
どうしてもリスクがあります。
宿によってはロッカーが
あることもあります。
ただし、鍵は自前のものを
用意する必要があることも多いので、
小さな南京錠は
持っておくと良いでしょう。
ない場合はチェーンロックをかけたり、
受付で貴重品を預かってもらったりと
対応する必要があります。
ただし、国や地域によっては
宿のスタッフが盗難をする
泥棒宿もあるので気をつけましょう。
宿の口コミや情報収集は
割と重要です。
タオルやパジャマは自分で用意
基本的にバックパッカー宿で
用意されているものは
ベッドと布団くらいです。
タオルやパジャマ、
歯ブラシなどの生活に
必要なものは常に
自分で持っておく必要があります。
ドライヤーがないこともあります。
男女共同部屋だと着替えに気を遣う
海外では当たり前に
男女共同のドミトリーがあります。
日本のゲストハウスのように
ベッドにカーテンがついている
ような宿はあまりありません。
やはり女性の方は気を使うでしょう。
男性専用、女性専用の
ドミトリーもありますが、
基本的には男女共同の
部屋の方が安いです。
ドミトリー宿の選び方
一番安い宿は避ける
大きな街には、
たくさんのバッパーがあります。
最低な宿は、本当に最低です。
トイレが絶望的に汚い宿や、
ベッドのシーツいつ替えたの?
という宿、キッチンにゴキブリが
大量発生する宿など。
聞いただけでおぞましい宿が
やはりあります。
いくつかのバッパーがある場合は
最低料金の宿は避けた方が無難です。
評価、口コミを確認する
今時、どこの宿でも
ネットで検索できて、
評価や口コミが見られます。
面倒くさがらずに
事前に確認してから予約しましょう。
同じ価格帯の宿でも
結構評価が違います。
日本人のブログで泊まった人を探してみる
海外の宿では口コミは
英語で書かれている
場合も多いので、
やはり日本人の情報を
見るのが一番です。
宿の名前や
「地域名 宿」などの
キーワードで検索してみましょう。
泥棒宿などのより具体的な
情報が載っていることもあります。
駅やバス停に近い宿を選ぶ
基本的に立地はやはり
便利な方がいいです。
ツアーやバスが朝早い場合も
あるので、動きやすい場所に
宿を取りましょう。
ゆっくりしたい時は個室も検討する
やっぱりなんと言っても
個室の方が快適です。
疲れている時や、
体調が優れない時は
思い切って個室に泊まりましょう。
健康が一番大事です。
ドミトリー宿の予約方法
アプリで予約が便利
オススメのアプリは
「agoda」です。
アジアを中心に世界各国の
ホテル予約ができます。
日本語で検索できるので便利です。
僕はオーストラリアも
南米もアメリカも
agodaで宿を予約していました。
宿で直接予約をするよりも
アプリやネットから予約した方が
安いことが多いです。
まずはアプリで検索して
みると良いでしょう。
ネットで予約
基本的にアプリになっているものは、
ブラウザでも利用が可能です。
有名なサイトでは、
・agoda
・Expedia
・Booking.com
・トリップアドバイザー
・トラベルコ
などがあります。
直接宿で交渉
国や地域によっては、
ネットで検索しても表示されない宿や、
ネット予約は対応していない
宿も多くあります。
そいう行った場合は
直接宿に行って確認する
必要があります。
英語が通じないことも多いので、
現地語で伝えられるように
フレーズを確認しておくと良いでしょう。
価格交渉もしてみましょう。
ドミトリー宿泊の防犯対策
チェーンロックと南京錠
基本的にチェーンロックと
南京錠は持っておくに
越したことはありません。
日本のゲストハウスでも
チェーンロックを推奨している
宿もあるくらいです。
長期間旅をするのなら
購入しておきましょう。
ロッカーを利用する際に
南京錠は自前のものを使うことも
多いので、あると便利です。
貴重品をフロントに預ける
心配な場合は貴重品を
預かってもらいましょう。
対応してもらえる場合があります。
飲み過ぎない
外国人は、結構飲みます。
いくら防犯グッズを持っていようと、
防犯意識が働かないのであれば
何の意味もありません。
記憶をなくすほど飲みつぶれたら、
何を盗られても文句は言えません。
場所によっては宿のスタッフも警戒する
場所や地域によっては、
泥棒宿と呼ばれるような
宿もあります。
宿泊客がものを盗んだり、
宿のスタッフがグルである
こともあるようです。
自分のものは自分で守りましょう。
デメリットもよく理解して利用しよう
・デメリットもしっかりと理解しておこう!
・泊まってみれば意外と慣れる。
・宿選びも重要!
・防犯対策は自分でしよう!
不安がいっぱいですよね。
しかし、ドミトリーの出会いは旅の醍醐味です。
ぜひ臆さずに泊まってみてくださいね。
良い旅になりますように(^^)
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