やりたいことって、意外とない

お金も時間も満たされていたら、何がしたいですかね?

お金を稼ぐために働かなくてよくなったら、一体何をして過ごしますか?

 

これって、自分の中の人生の大きなテーマの一つで。

幸せな問いに聞こえるんだけど、困る人も結構多いんじゃないかな。

 

当たり前に週5日、朝から晩まで働いていたのに、「明日から24時間好きなことして生きてください」って言われたら。

明日からの1週間、1ヶ月、1年、10年、一体何をして生きていきますかね。

 

僕は教師からフリーランスになって、「自由」みたいなものを手に入れたんです。

お金に余裕はないから、半分自由みたいな感じなのかな。

 

で、せっかく自由な時間を手に入れて「何しよう?」ってなったんだけど、最初に思いついたのは「バイト」とか「就活」とかだったんですよね。

それまでなんとなく「自由」を求めていたんだけど、いざ「自由」が手に入るってなったら、どうしていいかわからなくなった。

 

結局なかなか動き出せず、何もしていない自分を責めて苦しんだりして。

僕は「自由」の使い方がわからなかったんですよね。

 

というか、「自由」が怖くなることもありました。

自由って誰からも干渉されない分、誰も責任をとってくれなくて。

自分が動かないと、食ってくこともできなくなる。

鬱との相性は最悪ですよね、動けないことが大きなプレッシャーになる。

 

マコーレーの名言に、こんな言葉があります。

「人は自由を得たのち、いくらかの歳月を経過しないと、自由を用いる方法を知らないものだ。」

うん、その通り。

 

だんだん生き方の幅が広がって、自由な生き方が認められるようになってきて、これからは自分で道を選ぶのがもっと当たり前になっていくと思います。

学ぶのに学校を選ばないかもしれないし、働くのに就職を選ばないかもしれない。

 

そんな中で「やりたいことがない」という悩みは、既にたくさんの人が抱えているのではないでしょうか。

 

僕の感覚では、「やりたいこと」って考えたって見つからなくて、ふと思いついたことをやってみたら、「あ、これいいな」って思って、それが繋がってきた感じ。

もちろん、「これ違ったな」ってこともいっぱいあるし、それでいいんだと思う。

とにかく思いついたことを片っ端からやりまくってたら、なんか見えてきた、そんな感じ。

 

旅も、ブログも、にじっこも、「これだ!」っていう直感があったんだな。

始めた頃は、こんなに自分の生きがいになるとは思ってなかった。

 

だから、将来のために必要なことって、知識や技術よりも、経験なんだと思うんです。

いっぱい色んなことを経験して、色んな世界を知って、その組み合わせが未来を作っていくのかな、と。

 

いくつになっても、色んなことにワクワクしながらチャレンジし続けていきたいものです。

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